Eちゃんと私

さて、姉が高校入学後寮生活になり自宅に比較対象がいなくなると

私の素行はさらに悪くなり、授業も出ない日もちらほら。

勿論私は母の嫌うEちゃんといつも一緒。

「類は友を呼ぶ」いつも吐き捨てるように言った母。

彼女が私の母に何かしましたか?いいえ。

彼女が私の母に迷惑を掛けましたか?いいえ。

私は偏見で友人を頭ごなしに拒否する母親が大嫌いでした。

彼女を見ようともしないで。。。。。。。。

 

こんな経験から私は外見で人を判断しないようにしていますし、

むしろ周りから何か言われる人ってやっかみだったりするんじゃないかなぁ?

って思ったりしています。(勿論違う場合もありますが。)

学歴が、見た目が、うわさが、周りの目が・・・・・・。

私の両親が自分の子供よりも気にしていたこと。

私はそんなものに縛られない大人になりたい。きっと無意識にそう思っていました。

私は自分の宝物達にしっかりと人として大切な事、必要な事を彼らに教えているつもりです。

 

私は何と言われても気にしませんでした。

Eちゃんと半分こして食べたコンビニのカップラーメン。美味しかったなぁ~・・・・

今でも思い出します。楽しい毎日も中学3年生を目前にすると

父と母は「このままの成績では高校に行けないからな。」とだけ私に言いました。

 

敷かれたレールだけ歩いていた私はパニックに陥りました。

え?高校行けない?は??????そして完全に鵜呑みにしてしまい

悶々としつつも「確かにこのままではやばい・・・・。」と思うようになっていました。

そして私の揺らぐ心中を察してか、また父と母は「Eちゃんと付き合うのを止めなさい。あんなのは友達じゃない。」と言いました。やっと出来た唯一無二の親友。

でも・・・・・・もっとまじめにならなくちゃ・・・・。そう思った私は分かり合えていると信じてEちゃんやその他のバスケ部の子達に打ち明けました。

「ごめんね。もう遊んだり出来ないかも・・・・・。」

その一言が火種となって私はEちゃんやバスケ部の友人を失います・・・・・。